最終更新日:2026年4月8日
eBay輸出を始める方が必ず設定しなければならないのが「ビジネスポリシー」です。
ビジネスポリシーとは、発送・返品・支払いの3つの取引条件をあらかじめ登録しておく仕組みのこと。これを設定しておくと、出品のたびに同じ条件を入力する手間が省けます。
僕も最初は「設定方法がわからない」「どの項目を選べばいいの?」と戸惑いましたが、一度設定すれば後はテンプレートとして使い回せるので、初回だけしっかり設定しておくことが大切です。
この記事では、2026年版として最新のeBayビジネスポリシー設定方法を、発送・返品・支払いの3つに分けて、初心者でもわかるように解説します。
① eBayビジネスポリシーとは?設定が必要な理由【2026年版】
eBayのビジネスポリシーとは、出品時に必要な「発送方法」「返品ルール」「支払い条件」の3つをあらかじめ登録しておくテンプレート機能です。
2026年現在、eBayでは出品ごとにこれらの条件を個別入力することもできますが、ビジネスポリシーを作成しておくと以下のメリットがあります。
ビジネスポリシーを設定するメリット
- 出品時に毎回同じ情報を入力する手間が省ける
- 発送・返品・支払いの条件を統一できる(バイヤーに信頼感を与える)
- 複数の商品を一括で編集できる(後からポリシーを変更すると、そのポリシーを使っている全商品に反映される)
- 出品スピードが大幅に向上する(僕の場合、設定後は1商品あたりの出品時間が半分になりました)
ビジネスポリシーは「発送ポリシー(Shipping Policy)」「返品ポリシー(Return Policy)」「支払いポリシー(Payment Policy)」の3種類を作成します。
【ポイント】ビジネスポリシーは後から編集できますが、最初にしっかり設定しておくと、出品後の手間が大幅に減ります。僕も最初は適当に設定して後で全商品を修正する羽目になったので、この記事の手順通りに進めることをおすすめします。
ビジネスポリシー設定前の準備
設定方法に進む前に、以下を準備しておくとスムーズです。
- 発送方法の候補(EMSか国際eパケットライトか、など)
- 返品受け付け期間(30日か60日か)
- 送料の負担者(セラーかバイヤーか)
これらは後から変更できるので、まずは「とりあえず設定する」つもりで進めてOKです。

② eBay発送ポリシーの設定方法(2026年版)
eBayの発送ポリシーでは、「どの配送方法を使うか」「送料はいくらか」「発送までの日数」などを設定します。
2026年現在、日本からアメリカ向けに発送する場合、DDP(Delivered Duty Paid)サービスの利用が義務化されているため、発送ポリシーの設定時にこの点を考慮する必要があります。
(参照:eBay公式 – DDP義務化について)
発送ポリシー設定の手順
- eBayにログインし、画面右上の「Hi (あなたの名前)」をクリック
- 「Account settings」を選択
- 左メニューから「Business Policies」をクリック
- 「Create policy」ボタンを押す
- 「Shipping」を選択
- ポリシー名を入力(例:「Japan to US – EMS」など、自分がわかりやすい名前)
- 「Domestic shipping」(国内発送)は「No domestic shipping」を選択(日本国内には発送しないため)
- 「International shipping」(国際発送)で「Offer international shipping」を選択
- 発送先の国を選択(例:United States)
- 配送サービスを選択(例:Japan Post EMS、Japan Post ePacket Light など)
- 送料を入力(例:$15.00)
- 「Handling time」(発送までの日数)を選択(例:2 business days)
- 「Save」をクリック
【ポイント】発送ポリシーは複数作成できます。「アメリカ向け」「ヨーロッパ向け」「アジア向け」など、発送先や配送方法ごとに分けて作成すると、出品時に選びやすくなります。僕は最初、1つのポリシーで全世界に対応しようとして失敗しました。
2026年版:DDP義務化への対応
2025年10月17日から、日本からアメリカ向けの$2,500未満の商品は、DDPサービス(関税・消費税込みの配送)の利用が義務化されています。
これにより、発送ポリシー設定時には以下の点に注意が必要です。
- 日本郵便の「EMS(DDP)」または「国際eパケット(DDP)」を選択する
- 送料設定時に、DDP手数料(約$5〜$10)を含めた金額を入力する
- 「Tax table」(税金テーブル)は「No tax table」のままでOK(DDPサービスが自動で関税・消費税を処理するため)
DDPサービスを使わない場合、出品が拒否される可能性があるため、必ずDDP対応の配送方法を選んでください。
③ eBay返品ポリシーの設定方法(2026年版)
eBayの返品ポリシーでは、「返品を受け付けるかどうか」「返品期間」「返送料の負担者」を設定します。
2026年現在、eBayでは30日間の返品受付が推奨されています。返品を受け付けないセラーは、バイヤーからの信頼が得にくく、検索順位も下がる傾向があります。
返品ポリシー設定の手順
- 「Business Policies」画面で「Create policy」をクリック
- 「Returns」を選択
- ポリシー名を入力(例:「30-day returns」)
- 「Domestic returns accepted」を「Seller doesn’t accept returns」に設定(日本国内販売をしない場合)
- 「International returns accepted」を「Returns Accepted」に設定
- 「Return period」(返品期間)を選択(例:30 days)
- 「Return shipping will be paid by」(返送料の負担者)を選択(例:Buyer)
- 「Refund will be given as」(返金方法)を「Money back」に設定
- 「Save」をクリック
【ポイント】返品ポリシーで「Buyer pays return shipping」(バイヤーが返送料を負担)を選択すると、不当な返品を防ぎやすくなります。ただし、商品に明らかな欠陥がある場合は、セラーが返送料を負担するのがeBayの標準ルールです。
返品ポリシーの選び方(初心者向け)
僕が初心者におすすめする返品ポリシー設定は以下です。
| 項目 | 推奨設定 | 理由 |
|---|---|---|
| 返品受付 | Returns Accepted | バイヤーの信頼を得やすく、検索順位も上がりやすい |
| 返品期間 | 30 days | eBay推奨期間。60日にすると信頼度は上がるが、返品リスクも増える |
| 返送料負担 | Buyer | 不当な返品を減らせる |
| 返金方法 | Money back | 標準的な返金方法 |
僕も最初は「返品を受け付けたくない」と思っていましたが、実際には返品率は1%以下で、返品ポリシーを設定したことでバイヤーからの信頼が上がり、売上が伸びました。
④ eBay支払いポリシーの設定方法(2026年版)
eBayの支払いポリシーでは、「支払い方法」や「即時支払いを要求するかどうか」を設定します。
2026年現在、eBayではManaged Payments(マネージドペイメンツ)が標準となっており、PayPalは使用できません。支払いポリシーの設定は非常にシンプルです。
支払いポリシー設定の手順
- 「Business Policies」画面で「Create policy」をクリック
- 「Payment」を選択
- ポリシー名を入力(例:「Immediate payment required」)
- 「Require immediate payment when buyer uses Buy It Now」(即時支払いを要求)にチェックを入れる(推奨)
- 「Save」をクリック
【ポイント】「即時支払いを要求」にチェックを入れると、バイヤーが購入ボタンを押した瞬間に決済が完了します。これにより、「購入したのに支払いがない」というトラブルを防げます。僕もこの設定にしてから、未払いトラブルがゼロになりました。
支払いポリシーの注意点(2026年版)
支払いポリシーで注意すべき点は以下です。
- PayPalは2021年に廃止されたため、選択肢に表示されません(Managed Paymentsのみ)
- 「即時支払いを要求」にチェックを入れた場合、オークション形式の出品では適用されません(Buy It Now形式のみ)
- 支払いポリシーは1つ作成すれば、全商品に適用できます
(参照:eBay公式 – Managed Payments)
⑤ ビジネスポリシーを出品に適用する方法
ビジネスポリシーを作成したら、出品時に適用する必要があります。
出品時にビジネスポリシーを適用する手順
- eBayで「Sell」ボタンをクリックし、出品画面を開く
- 商品情報を入力(Title、Description、Categoryなど)
- 「Shipping」セクションで、作成した発送ポリシーを選択
- 「Returns」セクションで、作成した返品ポリシーを選択
- 「Payment」セクションで、作成した支払いポリシーを選択
- 「List item」をクリックして出品完了
これで、毎回同じ条件で出品できるようになります。
複数商品に一括でビジネスポリシーを適用する方法
すでに出品している商品にビジネスポリシーを適用したい場合は、以下の手順で一括編集できます。
- 「Seller Hub」にアクセス
- 「Listings」タブをクリック
- 編集したい商品にチェックを入れる
- 「Edit」→「Business Policies」を選択
- 適用したいポリシーを選択し、「Save」をクリック
これで、複数の商品に一括でビジネスポリシーを適用できます。僕も最初は1商品ずつ編集していましたが、この方法を知ってからは大幅に時間を短縮できました。
⑥ よくある失敗3つと解決策
ここでは、僕自身が経験したビジネスポリシー設定の失敗例と、その解決策を紹介します。
失敗①:送料を低く設定しすぎて赤字になった
状況:発送ポリシーで送料を$10に設定したが、実際のEMS送料は$18だった。
原因:商品の重量を考慮せず、一律で送料を設定してしまった。
解決策:商品の重量・サイズごとに発送ポリシーを分けて作成する。または、送料を「Calculated Shipping」(自動計算)に設定する。
失敗②:返品ポリシーを「No returns」にして信頼を失った
状況:返品を受け付けたくなかったので「No returns」に設定したが、バイヤーからの購入が減った。
原因:eBayでは返品ポリシーがない出品は信頼されにくく、検索順位も下がる。
解決策:最低でも30日間の返品受付を設定する。返送料はバイヤー負担にすることで、不当な返品を防げる。
失敗③:即時支払いを要求せず、未払いトラブルが多発した
状況:支払いポリシーで「即時支払いを要求しない」に設定したため、購入後に支払いがないケースが頻発。
原因:バイヤーが「後で払う」つもりで購入し、そのまま忘れてしまう。
解決策:支払いポリシーで「Require immediate payment」にチェックを入れる。これで、購入と同時に決済が完了する。
よくある質問
Q1. eBayのビジネスポリシーは後から変更できますか?
はい、いつでも変更できます。ビジネスポリシーを編集すると、そのポリシーを使っている全商品に変更が反映されます。ただし、すでに購入された商品には適用されないので注意してください。
Q2. 発送ポリシーは何個まで作成できますか?
eBayでは、発送ポリシー・返品ポリシー・支払いポリシーをそれぞれ複数作成できます(上限は特にありません)。発送先や商品タイプごとに分けて作成することをおすすめします。
Q3. ビジネスポリシーを設定しないと出品できませんか?
いいえ、ビジネスポリシーを設定しなくても、出品ごとに条件を個別入力すれば出品できます。ただし、ビジネスポリシーを使った方が圧倒的に効率的です。僕も最初は個別入力していましたが、ポリシーを設定してからは出品時間が半分になりました。
Q4. 返品ポリシーで「No returns」を選ぶとどうなりますか?
バイヤーからの信頼が得にくくなり、検索順位も下がる可能性があります。また、eBayの「Money Back Guarantee」により、商品に問題がある場合は返品を受け付けなければならないため、「No returns」を選んでも完全に返品を拒否できるわけではありません。
Q5. DDP義務化により、発送ポリシーで何か変更が必要ですか?
はい、2025年10月17日以降、日本からアメリカ向けの$2,500未満の商品は、DDPサービス(関税込み配送)の利用が義務化されています。発送ポリシー設定時に、日本郵便の「EMS(DDP)」または「国際eパケット(DDP)」を選択してください。(参照:eBay公式 – DDP義務化)
まとめ:eBayビジネスポリシー設定は最初が肝心
eBayのビジネスポリシー設定方法を、2026年版として発送・返品・支払いの3つに分けて解説しました。
ビジネスポリシーは一度設定すれば、あとは出品時に選ぶだけで同じ条件を適用できます。初回の設定にはやや時間がかかりますが、長期的には大幅な時間短縮につながります。
僕も最初はビジネスポリシーの設定方法がわからず、出品ごとに同じ情報を入力していましたが、ポリシーを設定してからは出品効率が劇的に向上しました。
この記事の手順通りに進めれば、初心者でも問題なく設定できるはずです。不安な点があれば、何度でも見直してください。
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