Top Rated Sellerを維持するときは、率の変化だけでなく、その数字に含まれる注文を確認しましょう。どの期間・販売先の評価かを揃え、在庫・発送・購入者対応のどこを直すか決めます。この記事は達成後の運用が中心です。初回の資格条件はTRS条件ガイドへ分けています。
情報確認日:2026年9月5日。Seller standards policyとService metrics policyを基に整理しています。個別の評価・期限はSeller Hubを確認してください。
現在評価・予測・対象期間を同じメモに残す
Seller Hubでは、現在のセラーレベルと次回評価の予測を区別して確認します。予測は新しい取引や申告によって変わります。表示された国際販売の対象サイト・期間も控え、別画面の率をそのまま比較しないでください。
- 確認日時と対象サイト、現在のセラーレベル。
- 評価対象期間と取引数、各指標の件数と率。
- 次回予測で問題になっている項目。
- その項目に含まれる注文と、保存している記録。
評価期間は最近の販売量等で変わります。全員一律の「過去3か月」ではなく、12か月の範囲で評価される場合もあります。「今日のミスは3か月で必ず消える」と考えず、画面の対象期間を基準にしてください。

指標名から、見る記録を選ぶ
| 表示 | 主に照合する記録 |
|---|---|
| Transaction defect | キャンセル理由、在庫数量、セラー未解決ケース等 |
| Late shipment | handling time、追跡登録、配送会社の引受/配達スキャン、予定日 |
| Cases closed without seller resolution | 要求への対応、期限、提出証拠、eBayの決定内容 |
| Service MetricsのINR/INAD | 未着/説明相違の申告、同業比較、対象カテゴリー・配送先 |
返品、返金、低評価、未着の申告があったすべての注文を、同じdefectとして数えません。またService MetricsはLow/Average/High/Very High等の同業比較で、Above/Below Standardというセラーレベルとは別です。


改善例1:在庫切れキャンセルが含まれている
次は架空の運用例です。国内販売とeBayで同じ1個を扱い、片方で売れた後の数量変更が遅れたとします。返信文を丁寧にするだけでは原因は残ります。
- どの時点で在庫がなくなり、どの出品が残ったかを確認する。
- 同じ在庫を使う出品と保管品を照合し、売約後の更新手順を揃える。
- 担当者がいるなら、誰がどの画面をいつ更新するか決める。
- 変更後の注文で同じ不整合がないか確認する。
キャンセル理由を別の理由に変えて評価を避けるのではなく、実際の原因を記録します。すでに付いた評価の扱いは、公式の条件に基づいて確認してください。
改善例2:発送と追跡の記録が揃っていない
これも架空例です。期限内に引き渡した荷物で追跡の対応が不明な場合、注文番号と配送伝票を照合し、配送会社名・追跡番号・引受日時・配達日時を確認します。誤登録があれば正しい記録へ直し、必要に応じて公式の再確認経路を使います。
一方、実際の引き渡しが期限を過ぎていれば、入力の早さだけでは工程は直りません。梱包開始、集荷締切、休日、外注先の引渡しまでを確認し、次の注文から守れるhandling timeにします。購入済み注文の約束を後から遡って変えたことにはできません。
改善例3:購入者の要求が未解決になっている
要求の種類と期限を確認し、追跡・商品説明・返品の証拠をeBay上に残します。未着、説明相違、自己都合返品、決済紛争を同じテンプレで処理しません。詳細は返品・未着・決済紛争ガイドへ進んでください。
早めに確認する社内目標と、eBayの正式期限は別です。「48時間後にすべて自動判定」とは考えず、表示された期限までに必要な対応を行います。期限が分からない場合は放置せず、公式サポートで確認します。
改善後の確認と、異議申し立てを分ける
運用の改善と、過去の評価の見直しは別の作業です。まず該当する指標を特定し、下表の公式案内へ進みます。注文番号、取引日、ケース終了日、通知、追跡・返金などの証拠をそろえ、期限を「何の日から数えるか」まで確認してください。削除やTop Ratedへの回復は保証されません。
| 見直すもの | 進む先 | 確認する期限・条件 |
|---|---|---|
| 通常のdefect・発送遅延 | Seller Help → Request assistance → Appeal a defect | 自動削除を確認したうえで、削除基準と取引日からの申請期限を確認する |
| Cases closed without seller resolution | Seller Dashboardの対象ケースから、決定への異議申し立てへ進む | ケース終了日からの期限と、新たに提出できる情報を確認する |
| Service metricsのINR・INAD | Service metricsの自動セラー保護・調整条件を確認する | 通常のdefect審査と同じ経路で削除依頼できるとは考えない |
上表の審査経路と期限の起点を2026年9月9日に補足確認。各項目からeBay公式の最新条件を確認できます。
その後の評価では、対策を始めた日、対象注文、同じ問題の再発有無を照合します。Top Ratedの変更時期には評価サイクルがあるため「1〜2週間で戻る」と決めません。再評価が必要か、予測表示なのかも本人画面で確認してください。
Plusの条件を維持するかは、費用と履行能力も見る
Top Ratedと、出品単位のPlus表示・割引の条件は別です。特に日本在住セラーはeBay.comのFVF割引の居住国条件に当てはまらないため、割引を前提に無料返品や短いhandling timeを設定しないでください。
手数料の初期点検はざっくり約20%とし、送料・梱包・関税・返品等の費用は別途確認します。総費用の上限ではなく、関税額は事前確定が困難です。評価維持のための設定でも、実際に守れることが前提です。

よくある質問
毎日見ることが公式の義務ですか?
毎日・毎週といった点検周期は運用例です。注文量や担当体制に合わせて決め、通知や要求の期限を見落とさないようにします。
返品があればTop Ratedを失いますか?
一件の返品だけで一律に決まりません。対象指標、件数、率、評価期間、対応内容を確認してください。
長期休暇前に見ることは?
注文の発送期限、受付中の出品、購入者要求、公式の休暇関連設定を確認します。設定変更で既存注文の約束が消えるとは考えません。
未解決ケースも「Appeal a defect」から申請すればよいですか?
通常のdefect・発送遅延の審査とは別です。Cases closed without seller resolutionは、Seller Dashboardの対象ケースから決定への異議申し立てを確認します。新たに提出できる情報と期限をそろえ、同じ説明の再送だけで判断が変わるとは考えないでください。
defectの再審査とケースへの異議申し立ては、同じ日から期限を数えますか?
起点が異なります。通常のdefect・発送遅延の審査は取引日、ケースの決定への異議申し立てはケース終了日を基に確認します。該当する公式案内と画面の期限を照合し、運用を改善し始めた日から数えないでください。
まとめ:指標から注文、注文から作業へ戻る
率だけを追わず、対象注文と記録を見て、再発原因となる工程を直します。評価画面の違いに迷うときは指標の切り分けガイドへ戻って確認しましょう。
他市場も学びたい方はShopee輸出の学習ガイドをご覧ください。販売先ごとに基準を確認します。


